INTRODUCTION

誰もが知る“巨大怪獣”の誰も知らない“死んだ後”の世界を描く“空想特撮エンターテイメント”が、いま、はじまる

暴れ狂う大怪獣に、逃げ惑う人々。突如、ヒーローが現れて世界を救う―。子供の頃に誰もが憧れた、お決まりの、お約束の展開。
しかし、倒された怪獣の死体処理は、果たしてどうなっていたのか?誰が、いつどこで、どんな方法で―。

大怪獣の死体の“あとしまつ”を命じられ、誰も経験したことのない難題に挑む特務隊員・帯刀アラタを演じるのは、話題作への出演が相次ぎ、俳優としての存在感を益々高めている山田涼介。そんなアラタを見守る環境大臣秘書官・雨音ユキノを土屋太鳳、総理秘書官として暗躍する雨音正彦を濱田岳、元・特務隊で爆破のプロであるブルース(本名:青島涼)をオダギリジョー、そして国家をも揺るがす未曽有の事態の対応に追われる内閣総理大臣・西大立目完に西田敏行など、名実ともに日本を代表する豪華キャストが集結した。

監督・脚本を務めるのは、ドラマ「時効警察」シリーズ(EX)や、映画『転々』、『俺俺』など数々の作品で唯一無二の世界観を生み出し、熱狂的なファンを持つ異才・三木聡。さらに特撮監督として、2002年より「仮面ライダー」シリーズを担当している佛田洋。邦画史上最大スケールとなる大怪獣の造形は、「平成ゴジラ」シリーズや「ウルトラマン」シリーズなど数々の怪獣造形で知られる若狭新一が手掛ける。VFXプロデューサーは『男たちの大和/YAMATO』など日本を代表する作品のCGを多数手掛ける野口光一が務め、特撮映画のプロフェッショナル達によるドリームタッグが実現した。

松竹と東映が創立以来、初タッグを組み、共同幹事・配給作品として送る本作。
2022年、日本映画史に残る衝撃の空想特撮エンターテイメントがいま幕を開ける!

STORY

人類を未曽有の恐怖に陥れた大怪獣が、ある日突然、死んだ。
国民は歓喜に沸き、政府は怪獣の死体に「希望」と名付けるなど国全体が安堵に浸る一方で、河川の上に横たわる巨大な死体は腐敗による体温上昇で徐々に膨張が進み、ガス爆発の危機が迫っていることが判明。

大怪獣の死体が爆発し、漏れ出したガスによって周囲が汚染される事態になれば国民は混乱し、国家崩壊にもつながりかねない。終焉へのカウントダウンは始まった。
しかし、首相や大臣らは「大怪獣の死体処理」という
前代未聞の難問を前に、不毛な議論を重ね右往左往を繰り返すばかり・・・。

絶望的な時間との闘いの中、国民の運命を懸けて死体処理という極秘ミッションを任されたのは、
数年前に突然姿を消した過去をもつ首相直轄組織・特務隊の隊員である帯刀アラタだった。そして、この死体処理ミッションには環境大臣の秘書官として、アラタの元恋人である雨音ユキノ(土屋太鳳)も関わっていた。

果たして、アラタは爆発を阻止し、大怪獣の死体をあとしまつできるのか!?
そして彼に託された本当の〈使命〉とは一体―!?

1993年生まれ、東京都出身。07年、Hey! Say! JUMPのメンバーとしてデビュー。15年『暗殺教室』(監督:羽住英一郎)で映画初主演し、日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。同年『グラスホッパー』(監督:瀧本智行)で日本映画批評家大賞新人男優賞を受賞し、17年には『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(監督:廣木隆一)と『鋼の錬金術師』(監督:曽利文彦)に主演。そのほか『記憶屋 あなたを忘れない』(20/監督:平川雄一朗)、『燃えよ剣』(21/監督:原田眞人)など。

1995年生まれ、東京都出身。08年『トウキョウソナタ』(監督:黒沢清)にてデビュー。NHK連続テレビ小説「まれ」(15)で主演を務め一躍国民的女優に。『orange-オレンジ-』(15/監督:橋本光二郎)にて日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞し、『8年越しの花嫁 奇跡の実話』(17/監督:瀬々敬久)では日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞。その他、Netflix「今際の国のアリス」(20/監督:佐藤信介)、『哀愁しんでれら』(21/監督:渡部亮平)、『鳩の撃退法』(21/監督:タカハタ秀太)など。

1988年生まれ、東京都出身。『青いうた〜のど自慢 青春編〜』(06/監督:金田敬)で映画初主演を飾り、『アヒルと鴨のコインロッカー』(07/監督:中村義洋)で高崎映画祭最優秀主演男優賞を受賞。近年の主な出演作は、『決算!忠臣蔵』(19/監督:中村義洋)、『喜劇 愛妻物語』(20/監督:足立紳)、『おらおらでひとりいぐも』(20/監督:沖田修一)、『バイプレイヤーズ~もしも100人の名脇役が映画を作ったら~』(21/監督:松居大悟)など。

1976年生まれ、岡山県出身。03年、『アカルイミライ』(監督:黒沢清)で映画初主演。以降、『メゾン・ド・ヒミコ』(05/監督:犬童一心)、『ゆれる』(06/監督:西川美和)など作家性や芸術性を重視した作品選びで唯一無二のスタイルを確立し、海外の映画人からの評価も高い。近年の主な出演作に『花束みたいな恋をした』(21/監督:土井裕泰)、『アジアの天使』(21/監督:石井裕也)など。また『ある船頭の話』(19)で長編監督デビューを果たし、第76回ヴェネツィア国際映画祭に出品するなど多方面で活躍。三木監督作品の常連として『イン・ザ・プール』(05)、TVドラマ「時効警察」シリーズ(06~19)、『転々』(07)、TVドラマ「熱海の捜査官」(10)など多数出演。

1947年生まれ、福島県出身。70年、劇団青年座に入団。『敦煌』(88/監督:佐藤純彌)で日本アカデミー賞最優秀主演男優賞受賞、『釣りバカ日誌』シリーズ(88~09)、『学校』(93/監督:山田洋次)で日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を再び受賞。その他の出演作に、『遺体 明日への十日間』(13/監督:君塚良一)、『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(17/監督:廣木隆一)、『アウトレイジ』2作目、3作目(12、17/監督:北野武)、『いのちの停車場』(21/監督:成島出)など。

1961年生まれ、神奈川県出身。人気テレビ番組の放送作家やシティボーイズらのライブで脚本・演出を手掛けキャリアを重ねた後、『イン・ザ・プール』(05)で長編映画監督としてデビュー。『亀は意外と速く泳ぐ』(05)『転々』(07)『インスタント沼』(09)『俺俺』(13)『音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!』(18)で熱狂的支持を獲得するほか、TVドラマ「時効警察」シリーズ(EX/06、19)は深夜ドラマにかかわらず伝説的な人気を誇った。20年には5人の監督からなるオムニバス映画『緊急事態宣言』にも参加している。

1965年生まれ、岐阜県出身。05年『男たちの大和/YAMATO』(監督:佐藤純彌)のCGスーパーバイザーをはじめ、数多くの作品に参加。VFXスーパーバイザーとして『はやぶさ 遥かなる帰還』(12/監督:瀧本智行)、『幕末高校生』(14/監督:李闘士男)、『海難1890』(15/監督:田中光敏)、『北の桜守』(18/監督:滝田洋二郎)、『いのちの停車場』(21/監督:成島出)に参加している。

1961年生まれ、熊本県出身。特撮監督の矢島信男氏に師事、1990年「地球戦隊ファイブマン」で特撮監督デビュー。その後長年にわたり東映の「スーパー戦隊シリーズ」「平成仮面ライダーシリーズ」を担当。劇場用映画の代表作としては『男たちの大和/YAMATO』(05/監督:佐藤純彌)、『海難1890』(15/監督:田中光敏)、『北の桜守』(18/監督:滝田洋二郎)など。

1960年生まれ、東京都出身。98年『モスラ3 キングギドラ来襲』(監督:米田興弘)で日本映画界において初めてとなる「造形プロデューサー」に就任。東宝の『ゴジラ』シリーズなどを担当。ほか劇場用映画の代表作としては『ヤッターマン』(09/監督:三池崇史)、『GANTZ』(11/監督:佐藤信介)、『ガッチャマン』(13/監督:佐藤東弥)、『テラフォーマーズ』(16/監督:三池崇史)など。